2022年05月29日
困ったときのロイヤルコーチマン:隠れて飲む酒は旨い
90年前の重い重いロッド、ハーディ・デラックス、
70年前の樹脂製リール、短く詰めたシルクライン。
9寸のいいイワナです。

愉快なフライフィッシングおじさん仲間たちと
C&R区間のある川へ行った。
釣り始め、即座に勝手な行動。
ヒトが多めの所から離れ、はぐれはぐれて上流へ。
1時間、フライも取っ替え引っ替えだがなかなか出ない。
釣り上がって行くと3人ルアーマンが同じポイントで釣っていた。
そこも越えて上の誰もいない区間。
釣りビトが少ない場所でワタシは強い(誰もがそうだ)。
こんなところに? という岩の後ろの浅い瀬で
流したフライに2回顔を出し、
3回目で食った、気のいいイワナ8寸。

困ったときのロイヤルコーチマン。

同じ岩の前で小さめの虹鱒。

この後、木に引っかかったシルクラインを
軽く引っ張るとぷつん! 切れた……。
使うのはまだ2回目だが、手に持って両手で引っ張るとぷつん。
手で引っ張って切れないところまで詰めていくと、
ランニングラインの先にシューティングヘッドぐらいのラインだけが残った。
以降の釣りはすっごく重いけれど、
6フィートほどラインの出し入れができる
便利なテンカラ竿の釣りのようでした。
おじさんたちの宴。
宴と言っても酒はない。

どうしたら酒もなしにこんなに馬鹿っ話を
し続けることができるのか?
笑いが止まらない。
笑いつつもワタシは……。
隠れて飲む酒は旨い。
鹿肉とともに、アイリッシュウイスキーをどぼどぼと注いだコーヒー。

ウインナー、チャーシュー、唐揚げ、その他諸々、
腹いっぱい。
そういえばこの日、七輪はあっただろうか?
記憶にない。
午後の釣り開始。
宴会場近く、対岸の岩盤のくぼみを狙う。
何かいる気がする。
流すたびに何か浮いてきている気がする。
「気がする」を頼りに10数分、巻きをしつこく流すと出たのは、
この日、2匹目のイワナ。

ボディをストレッチボディで作り、
ホットワックス加工したエルクヘアカディス14番。
その一つ下のプール、沈み石の上でライズ。
浮かせたり沈めたりアップでダウンで、出ない。
ちょっとやけっぱちな感じで
オイカワ釣りに使う中では一番大きめのソフトハックル、
18番オレンジ&パートリッジをダウンで流し込むと、
食ったのはパーマークが浮いた虹鱒だった。

この日はおじさんたちだけではなく近所の少年も参加。
腕利きのおじさんたちが優しく指導。

ついに自分で1匹の虹鱒を釣り上げた。

おじさんたち一同「ヨカッタヨカッタ」、となったのは言うまでもない。
C&R区間の一番下まで行って戻ってきた、
先ほどの対岸の巻き。
まだ何かいる気がする。
また粘ってみたところ、今度は6寸ヤマメだった。

この日、ワタシにとって、
今年一番楽しい釣りだった。
70年前の樹脂製リール、短く詰めたシルクライン。
9寸のいいイワナです。

愉快なフライフィッシングおじさん仲間たちと
C&R区間のある川へ行った。
釣り始め、即座に勝手な行動。
ヒトが多めの所から離れ、はぐれはぐれて上流へ。
1時間、フライも取っ替え引っ替えだがなかなか出ない。
釣り上がって行くと3人ルアーマンが同じポイントで釣っていた。
そこも越えて上の誰もいない区間。
釣りビトが少ない場所でワタシは強い(誰もがそうだ)。
こんなところに? という岩の後ろの浅い瀬で
流したフライに2回顔を出し、
3回目で食った、気のいいイワナ8寸。

困ったときのロイヤルコーチマン。

同じ岩の前で小さめの虹鱒。

この後、木に引っかかったシルクラインを
軽く引っ張るとぷつん! 切れた……。
使うのはまだ2回目だが、手に持って両手で引っ張るとぷつん。
手で引っ張って切れないところまで詰めていくと、
ランニングラインの先にシューティングヘッドぐらいのラインだけが残った。
以降の釣りはすっごく重いけれど、
6フィートほどラインの出し入れができる
便利なテンカラ竿の釣りのようでした。
おじさんたちの宴。
宴と言っても酒はない。

どうしたら酒もなしにこんなに馬鹿っ話を
し続けることができるのか?
笑いが止まらない。
笑いつつもワタシは……。
隠れて飲む酒は旨い。
鹿肉とともに、アイリッシュウイスキーをどぼどぼと注いだコーヒー。

ウインナー、チャーシュー、唐揚げ、その他諸々、
腹いっぱい。
そういえばこの日、七輪はあっただろうか?
記憶にない。
午後の釣り開始。
宴会場近く、対岸の岩盤のくぼみを狙う。
何かいる気がする。
流すたびに何か浮いてきている気がする。
「気がする」を頼りに10数分、巻きをしつこく流すと出たのは、
この日、2匹目のイワナ。

ボディをストレッチボディで作り、
ホットワックス加工したエルクヘアカディス14番。
その一つ下のプール、沈み石の上でライズ。
浮かせたり沈めたりアップでダウンで、出ない。
ちょっとやけっぱちな感じで
オイカワ釣りに使う中では一番大きめのソフトハックル、
18番オレンジ&パートリッジをダウンで流し込むと、
食ったのはパーマークが浮いた虹鱒だった。

この日はおじさんたちだけではなく近所の少年も参加。
腕利きのおじさんたちが優しく指導。

ついに自分で1匹の虹鱒を釣り上げた。

おじさんたち一同「ヨカッタヨカッタ」、となったのは言うまでもない。
C&R区間の一番下まで行って戻ってきた、
先ほどの対岸の巻き。
まだ何かいる気がする。
また粘ってみたところ、今度は6寸ヤマメだった。

この日、ワタシにとって、
今年一番楽しい釣りだった。