平和製作所

駐車場の一角にあった自販機。


駐車場で出汁が売れるのか？


最近の出張校正の仕事が韓国叩き特集ばかりでうんざり。
とにかく世間が流されている同じ方向を向くのが大嫌い。

私が出張校正に行っているような雑誌は
何のイデオロギーもなく商売でやってるんだし、
他の横並び雑誌と違う記事、違う企画が出せないかね？
元気のある頃の雑誌の編集長たちなら、
政治屋に乗っかる他の雑誌を尻目に、
「ならば、本誌は今こそ親韓だ！」とか逆張りに出ていたな、たぶん。

商売でやってるならそのぐらい賭けに出てもいいだろうに。まあ、でもなあ、校正者なんだからそんな企画とか考えず、そんな物を読んだからといってうんざりもせず、内容に感情を左右されずゲラを読んでいればいいんだろうけどね。あまり感情を持って原稿を読んでいると肝心な間違いを見落とすしさ。「ゲラを読んで校正する」ということが好きでこの仕事をしてるんだしさ。



現在進行中の家でのゲラ仕事は、
こういう場所の地図の校閲とそれについての解説本。


一般人が入れない部分の地名、名称、位置、
いったい誰がすべての正解を知っているのか？
いくら調べても確認できない場所の多さにくたびれはて、
自分の無能感にくさくさもくさくさ。
北九州の男なら「くさくさするくさ！」と言うほどだろう。知らんけど。
それでも、たまに地図の中で、「あ！　ここは○○通りじゃないもんね」とか、
「お？　いやいや、このビルとこのビルは位置が逆でしょ？」とかを見つけると、
ちょっとだけ気が晴れる。



とはいえ、うんざりしたりくさくさしたり。
20歳ぐらいの女性を駅に呼びだし居酒屋へ誘う。

居酒屋への途中、冒頭の「出汁の自動販売機」を発見。
「あ！　やべやべ！　家に帰っても出汁ないの忘れてたわ。おー、こんな所に出汁の自販機が！　いやあ、出汁の自販機、大事だよなあ」
と、いうようなヒトがいるんだろうね。
知らんけど。
ひとしきり眺めて居酒屋へ。


「20歳ぐらいの女性」というのは、
何のことはない焼き鳥好きの自分の娘であります。


1時間飲んで帰るよ、と大人の飲み方の見本を示そうと思ったが、
気がついたら2時間経っていて、あはは。



みんなの師匠は言っていたらしい。
「くさくさした時はオイカワ釣りだよねっ！」

くさくさした時はオイカワ釣りか……夜はタイイングだよね。
上が巻きたて、下は水に入れて濡らしたもの。


居酒屋から帰宅後、もう少し飲みながら、
またしてもミノーを巻く。
ボディの中にウイングというか、
芯になるコックネックを入れるのを忘れてしまった。
それによって、何だか張りがない感じ。
次から忘れないこと！