2019年03月25日
5連敗からの脱出:その虹鱒は54.4cm、オイカワ用ネットではないよ
いや、ホントにオイカワ用ランディングネットではない。

3月19日、今年通い詰めの川へ。
出版社の校了作業を終えたのが14時半、
仕事も適当に(嘘、嘘)魚が待ってる川までhurry up,hurry up!
電車の連絡が悪く、乗り換え駅の待ち時間に
ゲラ読み&おやつ。

川に着いたのはもう17時近かった。
前回までのバラシは、
パワーがあるロッドがティップで弾いてしまうのではないか、
とUSLAN五角ロッドのせいにして、
Leonardを持ってきた。
USLANと比べるとぐにゃぐにゃな感じ。
今月延べ3回大物をバラしているポイント。
またもライズしている。
ヒレらしきものが見える、今までとは違う感じのライズ。

まあ、なんだか分からんね。
日没まで時間がないので焦る。

これが仕事帰りの格好です。
結局、反応もなくライズにもてあそばれただけで、
5連敗目を喫する。
3月20日、午前中だらだらして昼に出発、
14時頃に5連敗ポイントに到着。

またまたライズしている。
ライズは1匹が自由にクルージングしながら
いろんなところで何かを食っている。
この日は前日のライズ動画を添付したHELPメールを、
私のフライ師匠と言える弘前・萱屋根ブラザースKOZY&MOZYに送り、
「もうわからんです。何をどうすればいい?」と教えを請うた。
二人のアドバイスは私の考えと同じ、
「ミッジピューパ水面直下」だった。
まっさきにそれを試したものの無視され続け、
その後どんどんどんどん泥沼のフライ替え。

上の2本は、魚が大きく口を開けてざばりと体を現したけど、
全くロッドは曲がらなかったもの。
その下はまるで反応がなかったフライ。
フライを小さくして反応がないと心が折れる。
何度かヤケになって大きめのフライを結んだ。
その何度目かのヤケのフライがたまたまの大当たり。
魚は上流でライズした後、
下流に行ってポン、ポン、ポン、とライズしながら上っていく。
16時過ぎ、そのポン、ポンのリズムを保持しつつ、
その後の3つ目のポンの場所を推測して狙って、
(分かりにくいかなあ。説明が難しい)
フライを落とすと、……ついに食った。
20分は取り込みに闘っていたと思ったが、
撮りっぱなしだった動画で確認すると、
格闘をしている時間はせいぜい8分だった。
慎重に慎重を重ねて、
(同じポイントで3回バラしてるんでね)
ネットに収まったのは、いや、
冒頭の写真を見れば収まってないけど、
54.4センチの虹鱒だった。

「54.4センチ」とはランディングネットが全長40センチなので、
そこから比率で割り出した長さ。
内地の普通の川に(この川は普通ではないと言うヒトも多いが、
まあ、管理釣り場内の川じゃないっていう意味で)
こんなでかい虹鱒がいるなんて。
北海道で42センチの虹鱒を釣って以来の大きさだ。
フライは一番外れない所に、がしっとかかっていた。

その大当たりフライ。

MARUTOのc46FWBL14号に巻いたこのフライ、
いろいろ材料は違うがシェーダン、
つまりはバックファイヤーダンの変形系のつもり。
ぺったり水面に張り付くか水面下に入るCDCウイング、
アイ直後にCDCインジケーター、
ボディはウイングに支えられる所までは沈む。
小さいフライだと横に倒れやすいけど、
この大きさだと沈んで、
水面下でボディとウイングで十字形を作る。
いや、だから釣れたのだ、とか言わない。
分からんし。
5連敗の後の50センチ超。
ちょっと呆然として、
ふらふらと帰り支度。
ふと見ると、さっきリリースした虹鱒は、
またライズをくり返していた。
あの巨体を維持するには
危険を冒してでも食い続けなけりゃいけないのか、
それとも、「遊んでやったでしょ? もういいでしょ?」って感じ?
3月9日に足元まで寄ってきてからバラした魚と
同じやつだと思うんだよなあ。
また、遊んでもらうか。
釣れた後の月はとても綺麗に見える。


3月19日、今年通い詰めの川へ。
出版社の校了作業を終えたのが14時半、
仕事も適当に(嘘、嘘)魚が待ってる川までhurry up,hurry up!
電車の連絡が悪く、乗り換え駅の待ち時間に
ゲラ読み&おやつ。

川に着いたのはもう17時近かった。
前回までのバラシは、
パワーがあるロッドがティップで弾いてしまうのではないか、
とUSLAN五角ロッドのせいにして、
Leonardを持ってきた。
USLANと比べるとぐにゃぐにゃな感じ。
今月延べ3回大物をバラしているポイント。
またもライズしている。
ヒレらしきものが見える、今までとは違う感じのライズ。

まあ、なんだか分からんね。
日没まで時間がないので焦る。

これが仕事帰りの格好です。
結局、反応もなくライズにもてあそばれただけで、
5連敗目を喫する。
3月20日、午前中だらだらして昼に出発、
14時頃に5連敗ポイントに到着。

またまたライズしている。
ライズは1匹が自由にクルージングしながら
いろんなところで何かを食っている。
この日は前日のライズ動画を添付したHELPメールを、
私のフライ師匠と言える弘前・萱屋根ブラザースKOZY&MOZYに送り、
「もうわからんです。何をどうすればいい?」と教えを請うた。
二人のアドバイスは私の考えと同じ、
「ミッジピューパ水面直下」だった。
まっさきにそれを試したものの無視され続け、
その後どんどんどんどん泥沼のフライ替え。

上の2本は、魚が大きく口を開けてざばりと体を現したけど、
全くロッドは曲がらなかったもの。
その下はまるで反応がなかったフライ。
フライを小さくして反応がないと心が折れる。
何度かヤケになって大きめのフライを結んだ。
その何度目かのヤケのフライがたまたまの大当たり。
魚は上流でライズした後、
下流に行ってポン、ポン、ポン、とライズしながら上っていく。
16時過ぎ、そのポン、ポンのリズムを保持しつつ、
その後の3つ目のポンの場所を推測して狙って、
(分かりにくいかなあ。説明が難しい)
フライを落とすと、……ついに食った。
20分は取り込みに闘っていたと思ったが、
撮りっぱなしだった動画で確認すると、
格闘をしている時間はせいぜい8分だった。
慎重に慎重を重ねて、
(同じポイントで3回バラしてるんでね)
ネットに収まったのは、いや、
冒頭の写真を見れば収まってないけど、
54.4センチの虹鱒だった。

「54.4センチ」とはランディングネットが全長40センチなので、
そこから比率で割り出した長さ。
内地の普通の川に(この川は普通ではないと言うヒトも多いが、
まあ、管理釣り場内の川じゃないっていう意味で)
こんなでかい虹鱒がいるなんて。
北海道で42センチの虹鱒を釣って以来の大きさだ。
フライは一番外れない所に、がしっとかかっていた。

その大当たりフライ。

MARUTOのc46FWBL14号に巻いたこのフライ、
いろいろ材料は違うがシェーダン、
つまりはバックファイヤーダンの変形系のつもり。
ぺったり水面に張り付くか水面下に入るCDCウイング、
アイ直後にCDCインジケーター、
ボディはウイングに支えられる所までは沈む。
小さいフライだと横に倒れやすいけど、
この大きさだと沈んで、
水面下でボディとウイングで十字形を作る。
いや、だから釣れたのだ、とか言わない。
分からんし。
5連敗の後の50センチ超。
ちょっと呆然として、
ふらふらと帰り支度。
ふと見ると、さっきリリースした虹鱒は、
またライズをくり返していた。
あの巨体を維持するには
危険を冒してでも食い続けなけりゃいけないのか、
それとも、「遊んでやったでしょ? もういいでしょ?」って感じ?
3月9日に足元まで寄ってきてからバラした魚と
同じやつだと思うんだよなあ。
また、遊んでもらうか。
釣れた後の月はとても綺麗に見える。
