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2018年05月20日

ある年の誕生日、朝、親父は一人、車に釣り竿を載せて出かけた

ある年の誕生日、朝、親父は一人、車に釣り竿を載せて出かけた


写真はイメージです。
……が、特定の個人とは関係あります。



おいらは先の大型連休中に誕生日を迎えた。
その前週、誕生日当日に50年来の友が
娘2人を連れて出かけることを知り、
そこにうちの娘S6級も同行してはどうかという話が、
どちらからともなく浮上しては潜航した。

その出かける先は娘S6が欣喜雀躍するに違いない施設。
そしておいらも相当に興味のある所。
(この際、その場所がどこであるかはあまり意味がないので割愛)
ところが、おいらの中に心のもつれが生まれた。

行きたい気持ちもあるけれど、
その日は賑わしくしたくない気持ちもある。
できれば一人川に立っていたいような。
なので「行こう!」と言えず、それどころか、
「行かなきゃダメ?」とカミさんに訊く始末。
いつもはおいらの気持ちを誰よりも分かっているはずの
カミさんまでもが「行けばいいよ。ぜひ行くべきだよ」。
でも、なぜだろう。
今年の誕生日は朝から一人でどこかに行きたい気持ちだったのだ。
……そのときは。



20数年前の親父の誕生日。
北海道の親父に「おめでとう」の電話を掛けたら、
出かけていて不在だった。
電話に出た母が言う。
「なんか、朝、『海に行ってくる』って釣りの用意して車で」
珍しいな、親父が一人で釣りなんて。
「どこに行ったのさ」
「知らない。『海』ってだけ」

夕方過ぎにもう一度電話をすると、
親父は帰ってきていて、
「誕生日おめでとう。釣れたか?」と訊くと、
「なんもだ。昼寝してた」
と答えた。


親父は今年のおいらと同じぐらいの年だった。
ああ、なるほど。
突然、そのときの親父の気持ちが分かった……気がした。

ふだん、「人と人の関係は血よりも愛」と思っている。
ところが、この親父のエピソードを思い出し、
自分の気持ちに思い当たったとき、
「愛よりも血」ということもあるのか、と。
それなら、親父にとって「血の関係」じゃない母には分からないし、
おいらのその部分もカミさんには分からなくて当然なこと。


と、つらつらと書いてみたが、
親父がホントはどういう気持ちだったのか、今では分からない。
いや、もう親父に訊くことはできない、
とかそういう意味ではない。
親父は先週80歳の誕生日を迎え、電話をすると、
「うわっはっは、ホントに80になってしまった! ぶわっはっは」
と、すこぶる付きってほどではないけど、まあまあ元気だ。
実家に帰ったときに、どういう気持ちだったのかを
訊いてみてもいいのだが、
たぶんおいらが、訊くこと自体を忘れる。
もし訊いたとしても酒を酌み交わしての
会話だろうから、絶対の絶対の絶対に忘れる。
親父も当時の気持ちなど覚えてないだろう。


そして今年、肝心のおいらの誕生日当日はどうしたのか。
友、娘らと出かけ、ものすごーく楽しかった。
誰だい? 一人で出かけたい
などと考えていたのは、ってぐらい。

まあ、そんなもんです。




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