頬紅のレインボー、綺麗な男前。
管理釣り場とはいえそうそう40cm超は釣れない。
9月30日、渓流(堰堤上)最後の日、
いつもの通り養沢毛鉤専用釣場には7時半着。
10番入場。受け付けの時に5Xのリーダーを買う。
ティムコのリーダーは、フライを始めてからかったことがない。
この日初めて買った。
受け付けにはこれしか売ってなかったのでね。
私はふだん、フジノラインのものしか使わない。
前日準備をしていたらリーダーがあまりによれてたので、
替えようと切ったら、6Xしかなくて絶望的になった。
6Xで12番M&Dを投げるのは骨だろう。
そうだ、養沢の事務所で買えばいいのだ!
と思って来たら使ったことのないリーダー。
M&D、Mは「マシュマロ」、Dは「ディア」、このフライにつかっているのはキュウシュウシカのディアヘアー。
ディアヘアーはそんな長くなくてもいいんじゃないかと、ふと思って、
ぱっつんと前髪を切ってしまった。
いや、後ろ髪かもしれないけど。
釣れた釣れた。
ぱっつんでもいいんだ。
そうは言ったものの、ぱっつんにするぐらいなら、
最初から短めにつけたほうがいいと思う。
ぱっつんの先端から水を吸って重くなる。
石の下、底にべったりの大きな魚を見つけた。
ちらちらと赤いものが見えるので、
レッドバンドの出た虹鱒だろう。
何度かマシュマロドライを流したが、
水面には見向きもしない。
すぐにティペットを切り、0Xのピンクのナイロンラインを4フィート結ぶ。
そこにシマケンツナギ(「シマザキワールド11」参照。『水生昆虫アルバム』の付録。ワタシの部屋では壁に貼ってある。昔、高校生の頃の自分の部屋に吉田拓郎のポスターを貼っていたように)で、5Xのティペットを4フィート。
私の中では何となく4フィートが基本の単位だ。
その先にはアグリーニンフ12番、
シャンクの背側に線状のウエイトを這わせたキールタイプ、
養沢は濃いめのボディだと釣果が落ちるので、
ナチュラルカラーのうさ耳ダビング。
ウエイトを重めにしているので底をずるずるべったりに流れるはず。
ニンフを結んだら、右親指のツメにたっぷりリーダーグリースをつけ
ピンク0Xをきゅーーーーーっっっっとしごいてコイル状にして、
シマケンコイル仕掛けのアグリーニンフ準備完了。
口元まで送り込む技術がなければ、
偶然に恃んで何度でもキャスト。
落とす位置を変え、方向を変え、立ち位置を変え、
20回近く投げたか、全く動かない魚に、
さすがに諦めの気持ちが頭をもたげる。
「あと5回!」と声に出してからの確か3キャスト目、
レッドバンドがひらりと動いて、コイルがつつっと沈む。
やっとロッドが曲がった。
やはり経験というのは大事だ。
今年、本流で50cm超の虹鱒、ヤマメを釣っているので、
たぶん、落ち着いていた。
7月に釣った
40cmちょっとのブラウンのほうがあたふたしてだいぶ苦労した気がする。
5分ほどで寄ってきた。
ニンフが硬い唇にしっかり刺さっている。
ネットに入れたままで、急いで石で囲って撮影用水槽づくり。
綺麗なレッドバンドは46cmだった。
この時は、綺麗だったな、けっこう大きかったな、
いやあ、よかったよかった。
そう思っていたが、後から考えると実は、
12年通っている養沢で自分が釣った最大魚ではないか!
もう少し喜ぼうよ、俺。
今年はいろんなことがあったので、
ちょっと大物に鈍感になっていた。
いかんいかん。
大物の喜びには新鮮でいよう。
養沢はもう金木犀が咲いていた。
この時季の養沢では彼岸花を見るのも楽しみにしている。
そろそろBCMC(バイカラーマシュマロカディス)も出そう。
パーマークが残る虹鱒が釣れてきた。
そして、待ってました、あなた!
明日からあなたに会っちゃいけないんだ。
だから今日はあなたに会いに来たんだ!
レッドバンドの虹鱒釣ってへらへら喜んでいた男が何を言うか。
しっかりBCMC。
堰堤から上は10月に入ると禁漁だ。
とにかく堰堤の上へ上へ、養沢毛鉤専用釣場区間最上流部まで来た。
大岳橋をくぐって川から上がると、そこは養沢神社。
事務所からここまで4km。
さあああああ、4km歩いて戻ろう!