今年の釣りは今年のうちに:備忘録2(9月後半)

亮太

2023年12月27日 13:10

この1匹が釣れたので来年もこの川の年券を買うだろう。



◆9月25日◆
養沢で今年最後のヤマメを釣りに。
そして曼珠沙華を見に。

9月末でヤマメは禁漁、
10月からは虹鱒(他)しか釣ってはいけない養沢毛鉤専用釣場。
ワタシはヤマメを釣るのだ!
満を持して羽舟竿・山女魚を持ち出す。

あれ?



あれれ?

結局この日、午前中だけでツ抜けしたものの
ヤマメは1匹も出ず。
ま、いっか。

ツ抜けの立役者は、
シマザキ・ホットワックス・ブラック・アント(ヘアウイング)。

もう1本は名前が分からない。
「フライの雑誌」2023年カレンダー(小)の3-4月の写真、
左端のフライ。
どちらも養沢では絶大なる信頼。



◆9月27日◆
言わずとしれた山梨・地獄の川上流へ。

上流は下流より優しいからな、と
今季最後の40upレインボー狙い。

ところが……来るたびに大物が出るいつものポイントで、
全く反応がない。
迫る帰りの電車時刻。

焦るワタシのスイングにようやく
「ほぼ尺」イワナ。

良かったーーー。



◆9月28日◆
翌日、山梨のもう少し先へ、
今季9回目、いまだボウズ、信州の川。

何日か前に武蔵境「ループトゥーループ」で
この川の情報も仕入れて万全。
というか今季9回目なんだから
いい加減に釣れてくれ!

到着後すぐに大物実績がある堰堤下を
しつこく狙ったが反応なし。

そこから釣り上がっていくと流心で
小物がちょんちょんつついてくる。
いつもより少しは活性がいいのか? と思うものの
まともなアタリはなし。

正午過ぎ、ここがダメなら下ろうと思っていたポイント、
落ち込みから続く流心にアペタイザーを乗せると、
この日初めてのヒット。

「これをバラしたら今シーズン(この川)ボウズだ!」
「バラさない! バラさないよ!」
「よしよし!」
川の真ん中で一人、声に出して大騒ぎ。
バラさず無事にネットイン。

いいヤマメだ!
まじで「やったぞー! 俺はやったぜー!」と叫んだものです。
4月末から通ってついに脱坊(ボウズを脱することを最近こう言うらしい)。
川で泣きそうになったのは初めてだ。

この後はギリギリ帰りの電車の時間まで下ったものの、
いつものように、なーんにも反応はなかった。
でも1匹釣れて良かった。
そして着替えた場所で帽子を忘れて帰ってきた。
脱帽だ。

来年もこの川の年券を買ってしまうだろう。



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