「サム・オン・トップ」のススメ:50歳を過ぎたら何事も、だましだまし
悟空とフリーザの戦った跡?
いやいや、去年の台風の爪痕。
なんというか、凄まじい。
3月22日、深刻な校正ゲラの仕事に疲れ、
多摩川へオイカワ探しの旅に出た。
去年の今頃(2019年3月24日)は綺麗に菜の花が咲いていた川原。
今はこうだ。
深刻なゲラを読みつつも閃いたことがあって、
それも試しにやってきたのだった。
強い風、重いロッドに右肘を痛め、治らない。
痛めた時のフライロッドの握りは「V字グリップ」だった。
「エクステンデッド・フィンガー・グリップ」ともいう。
ロングリーダーロングティペットの
渋谷直人さんのDVDを観て以来、
ずっとV字グリップにしていた。
肘を痛めた今、この握りだと、
手のひらを下に向けるような角度になり、
この肘を回転させたままの上下運動が痛い。
これを「サム・オン・トップ」にすると手のひらは横を向き
握手するのに手を差し出す感じで(手首を回転させない)
痛くないのではないかと思いつき、
実際に釣る態勢で振ってみた。
やはり痛みが格段に少ない。
このところ、1時間も振っていると痛みに耐えられなくて、
左で振ってみたりまた戻したりとしていたが、
これなら、だましだましいけそうだ。
「だましだまし」、これ大事。
日が傾くまでだましだましたものの、
気配なし。
浅瀬には鯉がばしゃばしゃ、
すっかり「鯉の季節」のようだった。
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