完成図を描き残す意味と楽しさ:マシュマロ2種
こういう下手くそな絵を見せるのもどうかと思うが。
新しく思いついた、またはカスタムのアイデアが浮かんだ時、
まずは巻いてみるので、
設計図を描いてからタイイングを始めるわけではない。
なので描くのは完成品のスケッチ&説明。
たまーに、酔ってしまって、もう手が細かい作業ができないとき、
設計図、完成予想図を描くこともあるが、
描いた通りに巻けることは、ほぼない。
完成図を描くのは楽しい。
てゆーかですね、描いておかなかったせいで、
「どう巻いたんだっけこれ?」
となっているフライも多々あるんですよ。
これは
「なんだか分からないがこれは釣れるよね的フライ」を見て、
お! 釣れそう!と思ったので形を真似しようと思ったフライ。
最初に巻いたものは、オポッサムの部分がもっと短くて
正調マシュマロピューパとの違いがあまり出なくてやり直し。
「もっとぶわっともじゃっとしたいんだよ」と
ガードヘアを多めにしたらこうなった。
何となく釣れそう。
まだ使ったことはない。
これは残しておかないとホントに分からなくなりそう。
買ってもらった24色の色鉛筆で描くのが楽しいね。
カメムシの腹側はどういう色なのかとか考えたが、
りんご農園主のカメムシマスター(カメムシの生態・種類、効く薬剤などに精通)に訊いてみると、
「ひっくり返って水面に落ちることだってあるから背を見るか腹を見せるかは五分五分」
……なるほど、それもそうだ。
俺が考えていたように、
いつも腹側を魚に見せて流れるわけでもないだろう。
カメムシを大量に捕獲して川に流してみたことがないので、
憶測の域を出ないが。
これはもう山奥で使って、尺イワナが釣れた。
釣れたフライはいいフライ。
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