ゲラ読みの間間にフライ巻いたりりんごを煮たり:善意がデマを拡散するという話

亮太

2020年04月06日 10:26

「たたん!」てやつ。




北朝鮮本のゲラを読む間間(あいだあいだ)にクロスオーストリッチリーチを巻く。


きらきらする物を足してみた。

最初「間に間に」というつもりで「まにまに」を変換すると「随に」となった。
それだと、「他の意志や事態の成り行きに従うさま」を表し
全然「あいだあいだ」の意味ではないので「間間に」と直した。
そこには他の意思などどこにもない。
めんどくせーな校正者。



さて、北朝鮮本も煮詰まってきたので……この「煮詰まって」というのは、
「十分議論も考えも出尽くして結果が出る状態」という意味。
「行き詰まる」「もうダメだ」とかいう意味でよく使う某週刊誌のライターがいるけど、間違ってっかんね。
全くめんどくせーな校正者。
北朝鮮の地名ルビ、人名ルビを付け終わってやり尽くした感。

タルトタタン(なのかどうかはいつも疑問)の生地を、
自分の手を汚さないようにポリ袋の中でこねる。


薄力粉に入れた細かく切ったバターを指ですりつぶすように。
ぽろぽろになったらボウルにあけて、
卵黄1個、水少々を入れてまとめる。
ここではこねないでざっと丸めて冷蔵庫で寝かす。


りんごはこの写真にあと1個足して4個、1kg弱。


皮をむいて1個を12片に切る。


カラメリゼタイム。





りんご投入。




全体に色づくようjに時々返す。




自分の好きな感じの硬さまで煮たら(今回は30分ほど)、広げて冷ます。


前回はジョナゴールドを使い、煮過ぎて溶けた。
「ジョナは溶ける」、しかし今回はふじ、
「ふじは溶けない」。

ここでいったん洗い物。
自分が書いたレシピに、そう書いてあるからしょうがない。
洗う。

冷蔵庫に入れておいたパイ生地をぐりぐり押したり広げたり折りたたんだりまた伸ばしたり。




型に合うように丸く広げるのが難しい。




型にりんごをぎしぎしと詰めていく。





そして上に、ケーキの底になるパイ生地を載せる。



余ったパイ生地で晩酌の肴、カラフトシシャモを包む。







一緒に200度に予熱してあるオーブンに入れる。

先に焼き上がったシシャモのパイ包み焼き。


シシャモはパイ生地で包まずそのまま食べたほうが美味。



りんごのほうは30分で焼き上がり。


このまま次の日まで冷ます。
ここまでが昨夜。


今朝。
たたん!とひっくり返して出来上がり。




朝飯前、これを食べながら、
ふだんあまり見ないネットのニュースを見ると
こんな記事があった。

日本経済新聞電子版 (2020/4/6 6:00更新)
情報パンデミックの拡散力、SARSの68倍 新型コロナ

以下、要約すると、

東京大学とデータ分析会社ホットリンク、日本経済新聞の共同分析によると
トイレットペーパーの買い占め騒動が起こった原因は、
2月末の「中国から輸入できず、品切れになる」という1本のデマ投稿だったが、
このデマのリツイート(転載)は1件のみ。
それに比べ、翌日までの2日間でデマ否定のリツイートは累計32万件。
偽情報を打ち消す各個人の投稿が逆に品不足を連想させて、
ニュースサイトなどにも広がり、全国規模の騒動に発展した……

という話。


「おいおい、そんなことないよ」「バカ言いやがって」と
善意でツイート、リツイートしたつもりが、
デマを広める手助けになってしまう「情報パンデミック」の時代だと。
気をつけないと、絶対やってるな、俺も。

とっつぱれこ。


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