ハンドクリームを作る:バニラオイルの甘い匂いvsヒゲナガの酢酸臭
できたハンドクリームを手に少しつけて、
マシュマロファイバーをブラシで梳かす。
タイイングの前にはクリームをつけるとマテリアルが引っ掛からない。
ハンドクリームを作る材料は未精製のビーズワックス(蜜蝋)、
植物オイルは今回、アプリコットカーネルオイルを使用。
割合はビーズワックスが4グラム、オイルが25グラム。
そして好きな精油(入れても入れなくてもよい)。
入れるなら5滴未満。
今回は小物釣りの時に使う練り餌にも入れるバニラオイル。
バニラエッセンスより高いヨ?
まずはビーズワックスとオイルを耐熱の容器に入れて湯煎で溶かす。
今回はクリームの入れ物にアルミの缶を使うので、
そのまま入れ物で溶かす。
全部溶けたら容器を取り出し、バニラオイルを5滴。
混ぜて、冷やし固める。
手につけると甘い匂い。
ホントはヒゲナガカワトビケラのメス成虫腹部が発する酢酸臭(『水生昆虫アルバム』p.101)を
クリームにつければもっと釣れるのかもしれないが、
クリームの目的は「手にうるおいを」なので、
甘い匂いのほうが無難、っつーわけです。
あんまり釣れそうなニオイがフライについて、
集魚剤ドーピングしていると思われるのもつまらん。
クリームを手に取り、その手で
マシュマロファイバー(ダークダン)、エアロドライウィング(タン)を
なでつけてブラシで梳き、
重ね、ヒートシール、カット、ヒートシール(以下繰り返し)、
BCMC(バイカラーマシュマロカディス)のウイングを作る。
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