酒なしの夜は長い
肝機能障害的に体調が悪いような気がして、
つまりははっきりではないけど二日酔いのような
そうじゃないような、だけど爽やかな目覚めじゃないという日が、
何日も続くので、久しぶりに酒を抜いてみた僕だ。
まず昼の酒はとても我慢して乗り切った。
夜もご飯を食べてしまえば呑みたい欲は
だいぶ抑えられる。
何しろですね、眠れないんですよ、しらふだと。
毎晩毎晩ぐにゃんぐにゃんになって寝ているので。
買った本が積まれていくばかりだから
こういう時に読めばいいのだが、
読む暇がない時じゃないと読みたくならないという
困ったヒトじゃないですか、あたしって(知らんがな)
というわけでで本を読むということにもならない。
で、ばんめし後のこの長い夜を工作にでも費やそうと、
革で切り出しの鞘を作ろうと考えた。
適当な革の端切れと適当な道具を用意。
型紙を作って革を切って、
穴開け箇所に印をつけて、
目打ちで穴を開けて、
ちくちくちくちく縫って。
水に濡らして型を決めて……。
2時間もかからずできてしまった。
縫い目はアレだけど。
まだ長いぞ夜は。